──日本一女性疾患を改善する専門家 佐知さんインタビュー
あなたは、子どもの送迎や仕事に追われる朝、「生理痛は毎月のこと」と鎮痛薬でやり過ごしていませんか?
実は月経痛は女性の約8割が経験しているものの、本来は“ないのが当たり前”といわれています。結果として強い痛みや長引く出血を「仕方ない」と見過ごし、子宮筋腫や子宮内膜症などの初期サインを逃してしまう方も少なくありません。
でも実は、婦人科で現状を知り、食・デトックス・メンタルを整えていくと、痛みを和らげるだけでなくPMSによる不安定な心も安定することができるんです。
そこで今回は、女性疾患の専門家・佐知さんに、子宮筋腫・内膜症について詳しく伺いました。
生理痛やPMSで悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
■15年前の転機「生き方を変える」と決めた日
佐知さんの原点は、15年前のがん告知。
「手術を選ばず、食や生き方を根本から変えることに取り組みました」
睡眠・食事・思考の癖、毎日の微小な選択を積み重ねる。その過程で、症状だけを“切る”のではなく、土台(土壌)を整える大切さに気づいたといいます。
「枝葉だけを整えても、また別の枝が枯れる(病気の再発や、違う病気の発症)。
ならば根本の土壌を整える必要があります」
この発想が、現在の3軸アプローチにつながりました。
■“土壌を変える”という考え方——デトックス・食・メンタルの3軸
佐知さんのアプローチはシンプルです。
デトックス(出す)——体に不要なものを溜めない/出せる状態へ。
食(満たす)——女性ホルモンと相性の良い栄養で、血と細胞を育てる。
メンタル(整える)——慢性的な緊張を緩め、脳—ホルモン—自律神経の連携を回復。
「1と2を頑張っても、3が整わないと変化しにくいことが多い」
巣作りをする鳥が“安心安全な場所”を選ぶように、人のからだも“安全”を感じられないと再生・修復のスイッチが入りづらい——そんな比喩は、忙しい日々の私たちにも腑に落ちます。
■まずは基礎知識——子宮筋腫・子宮内膜症って?
子宮筋腫は、子宮の筋層にできる良性の腫瘤(こぶ)。
できる場所により症状はさまざまで、経血量の増加、貧血、圧迫感、痛みなどが起こることがあります。
子宮内膜症は、本来は子宮の内側にあるはずの“子宮内膜に似た組織”が、卵巣や腹腔など子宮以外の場所で増える病態。
強い月経痛、不妊、慢性的な骨盤痛につながることも。
治療は、症状や年齢、妊娠希望の有無によって異なり、経過観察・薬物療法・手術療法が選択肢に。
まずは婦人科で現状を正確に知ることが出発点です。
■手術だけでは終わらない——子宮筋腫の高い再発率
佐知さんによると、子宮筋腫は手術で取り除いても6〜7割が再発するといわれているそう。実際に、20個以上の筋腫を手術で全て取り除いた女性が、わずか1か月後に同じように再発したケースもあったそうです。
「手術や薬も選択肢のひとつですが、土壌を整えないままでは同じことの繰り返しになりかねません」と佐知さんは説明します。
つまり、枝葉だけを刈り取るような治療では根本解決にならないのです。
だからこそ彼女が大切にしているのは「土壌を変える」という視点。
食生活の見直しやメンタルケアなど——からだ全体の環境を改善してこそ、再発を防ぐ力が育ちます。
■小さなサインに気づく——“まだ大丈夫”を手放すチェックリスト
・毎月、鎮痛薬が手放せるか:常用が必要/会社や家事を休むほどの痛みがある
・経血の質:赤黒い色味やレバー状の塊が多い/におい・質感の変化を感じる
・出血の長さ:目安は約4日。7日以上だらだら続く・不正出血がある
・PMSの強さ:イライラ・気分の落ち込み・睡眠不良などで仕事や育児に支障が出る
気になるポイントがあれば、自己判断を続けるより、まずは婦人科へ。
「小さいサインを見逃さないでほしい。現状を知るという意味では、お医者さんにちゃんと見てもらった方がいい。
現状を怖がらず見てきてほしい」
■“我慢のクセ”と女性ホルモン——メンタルが体に届くとき
「真面目、責任感が強い、つい自分を責める。
そんな特性を持つ人は、子宮筋腫・内膜症になりやすい傾向があります」
真面目だったり責任感が強い人ほど、日常的に小さなストレスを溜め込みやすく、それを脳が“危険”と察知すると女性ホルモンの分泌が乱れます。
女性ホルモンを司る脳からの指令がブロックされると、ホルモンバランスの崩れは痛みや冷え、不正出血などの症状につながるのです。
「1回の大きなストレスよりも、毎日のちっちゃいストレスが積み重なることが一番影響する」
小さなストレスに気づき、自分を責めない心の持ち方こそが、からだの回復力を引き出す第一歩だといいます。
■今日からできるセルフケア——“入れる前に、まず減らす”
佐知さんが繰り返し強調したのは「何を足すかより、まず何を取らないか」。
体に毒素が溜まったままでは、どんなに良いサプリや漢方を加えても吸収されません。だからこそ最初は“引き算”から。
腸と子宮は隣り合い、腸内環境の乱れは子宮にも影響します。まずは添加物をできるだけ避け、特に白砂糖の摂りすぎを控えることが大切だと佐知さんは話します。
白砂糖や小麦、乳製品のとり過ぎは女性ホルモンを乱し、症状を悪化させる可能性があるため、まずは頻度を減らす意識から。
発酵食品を取り入れて便をしっかり出す——これだけでも腸内フローラひいては子宮内フローラを整える助けになります。
また、同じ食生活を家族と一緒に続けたことで子どもの持病や夫の体調が整ったという例も少なくないそうです。
「プラスの健康法を探す前に、日常に潜む“余計なもの”を減らすこと。これが体を本来の状態に戻す近道です」
■変化は、からだだけで終わらない——佐知さんが見てきた改善の軌跡
佐知さんの元には、薬や手術を試しても症状が改善せず「どうしたらいいのだろう」と訪れる人が多いといいます。
印象的だったのは、チョコレート嚢胞を抱えていた看護師の女性。
長く不安や焦りを抱えていましたが、心の中にあったイライラや不安を手放すことで、旦那さんとの関係が劇的に良くなり、仕事で感じていたストレスも和らいで病気も改善されていったそうです。
51歳の女性は、生理が若い頃のように整い、経血がきれいになっただけでなく、耳鳴りや便秘が改善し、顔のシミまで薄くなったそうです。
「体と心の両面が癒やされ、自分らしく前向きに生きられるようになる。その変化は、症状だけでなく、生き方そのものに広がっていくんです」
■ママへ——佐知さんからのメッセージ
佐知さんが最後に伝えたかったのは、誰もが自分の中に「治す力」を持っているということです。
自身も子宮頸がんを手術せず、食事や生き方、そしてメンタルを整えることで1年で克服した経験から、「まずは小さなサインを見逃さず、現状を知ることが大切」と強調します。
怖がらずに婦人科を受診して現状を確認すること——それが第一歩です。
「手術や薬を選ぶことも一つの方法ですが、その前に自分の力を信じてほしい」
人には本来、生命力や治癒力が備わっている。変わらない人はいない——その確信が、未来への一歩を支えてくれます。
■さいごに
生理痛や不正出血を「いつものこと」と片づけてしまうのは、忙しい日々を過ごすママにとって自然な反応かもしれません。
けれど佐知さんの体験や多くの改善例が示してくれるのは、その“当たり前”を見直すことが、未来の自分と家族を守る第一歩になるということ。
あなたの体が発する小さなサインは、決して“我慢する強さ”を試しているわけではありません。「少し立ち止まって、自分を知る」――その小さな選択が、半年後や数年後の健康を大きく変えるかもしれません。
今日、あなたが気になる違和感はありませんか。その気づきこそが、これからのあなた自身と家族の笑顔を守るための一番やさしいスタートです。
■佐知|日本一女性疾患を改善する専門家
ご自身の子宮頸がんを手術せず克服。一般社団法人 日本ライフパワー協会 代表。ライフパワースクール主宰。「デトックス・食・メンタル」の3軸に、食と潜在意識を整えて“改善”へつなげ女性のからだをサポート。
佐知さんの詳しい情報はこちらから
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