子どもの集中力を削ぐのは“○○”だった!家庭で見直したい生活習慣とは

子どもの集中力を削ぐのは“○○”だった!家庭で見直したい生活習慣とは

2026-01-04

──うめちゃん先生インタビュー

朝の支度が進まない、宿題の途中で遊び始めてしまう——そんな瞬間に、思わず「早くして!」と声を荒げてしまうこと、ありませんか。

けれど、子どもの“集中”や“やる気”は、叱って生まれるものではなく、日々の関わりの中で静かに育っていく力です。
うまくいかないときほど、親は「ちゃんとさせなきゃ」と焦ってしまうもの。
でも実は、その“焦り”こそが、子どもの集中をそいでしまう原因になることもあります。

そこで今回は、発達コミュニケーショントレーナーのうめちゃん先生に、“集中力を削ぐ原因”と“家庭でできる見直し習慣”について詳しく伺いました。

■「早くして」からの卒業——声かけひとつで変わる、子どもの集中力

「着替えの最中にテレビに夢中になる」「他のことが気になって、宿題がなかなか進まない」——そんな“ママのあるある”は、実は子どもの脳の集中力の問題だと、うめちゃん先生は話します。

「でも大丈夫。ママの声かけを少し変えるだけで、子どもの集中力はどんどん伸びていきます」

かつての先生自身も、息子さんが3歳のころは“早くしてママ”だったそう。

けれど、言葉を変えたことで、子どもの集中力が上がり、親子の笑顔も増えていったといいます。
これまで7,000組以上の親子をサポートしてきたうめちゃん先生。
「運動会で笑顔でダンスができた」「学校の出来事を話してくれるようになった」など、小さな変化を実感するママたちの声が多く届いています。

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■集中力を削ぐ原因は、親の関わり方だった

「集中できないのは、性格ややる気の問題ではなく、親の関わり方が関係しているんです」

ママのストレスがある状態だと、20%〜50%ぐらい子どもの行動のパフォーマンスを下げるっていうふうにも言われているそう。
焦る声かけ、急かすリズム、ため息。子どもは言葉以上に“空気”を感じ取ります。

実は集中力を削いでいるのは、子どもの性格ではなく“親の空気”なのかもしれません。

■家庭で見直したい“3S習慣”——笑顔・やさしい声・ゆっくり

うめちゃん先生が提唱するのは、“集中力が伸びる 3S習慣。
それは Smile(微笑む)・Sweet(やさしい声)・Slow(テンポを落とす) の3つ。

「親のストレスが高いほど、子どもの集中力は下がるといわれています。
つまり、ママやパパのご機嫌こそが、子どもの脳を育てる土台なんです」

たとえば、朝の支度中に「靴下は?」「歯みがきした?」「ランドセル背負って!」と立て続けに言われると、脳は情報過多でフリーズします。
「いっこずつゆっくり」が大事。
テンポを落とすだけで、親も子も穏やかに動けるようになります。

■集中の仕方は習わないから、わからなくて当たり前

「集中しなさい」って言われても、どうすればいいのか——
実は多くの子どもは“集中の仕方”を知りません。

「ママたちって、ある程度子どもが話せるようになると“もうできるだろう”って思ってしまうんですよね。
でも、集中の仕方って誰も教わっていないんです」

赤ちゃんがいきなり歩けないように、集中も練習の積み重ねで少しずつ身につくもの。
勝手に集中できないのは、悪いことでも能力の問題でもありません。

だからこそ、ママやパパが“集中の仕方”を一緒に整えてあげることが大切なんです。

たとえば、「一度にたくさん指示を出さない」「ひとつずつ伝える」「短い時間で区切る」。
そんな小さな工夫が、子どもの脳に“集中できた”という成功体験を積ませてくれます。

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■“整える”は足すより引く——集中を生む家庭の環境づくり

集中を妨げるのは、意志の弱さではなく、目や耳に入る“ノイズ”だったりします。

「環境作りとしたら、やっぱりシンプル、刺激がないっていうのが一番です」

環境を整えると聞くと、“新しい教材や机を買う”と考えがちですが、実は逆。
余計なものを減らす“引き算”が、集中力を伸ばす鍵です。

「例えばご飯を食べるときは、近くにおもちゃが目に入らないようにする。
自分の勉強机で勉強している子なら、机を壁に向けて何も貼らない」

■“好き”が集中を伸ばす——得意と共に学びがある

「集中って、好きなこととセットだと育ちやすいんです」

たとえば、勉強の前に「3問やったらおやつを食べよう」と小さな楽しみをつくる。
または「好きな音楽を聴きながら15分だけやろう」でもいい。
脳は“快”を感じているときほど、集中が持続しやすくなります。

「日本のしつけは、苦手に取り組ませようとするんです。
でも、好きなこととか得意なことをやるといいんですよね」

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■“親も育つ時間”——集中は毎日の声かけから育つ

「集中力は、ドリルとかおもちゃよりも、ママの声かけで育てることができる力なんだって思ってほしいなって思います」

うめちゃん先生はそう語ります。
子どもの脳はまだとても柔らかく、少しの声かけの工夫でぐんぐん変化していくといいます。

「親との会話が楽しかったら、もっと話したい、もっと聞いていたいって思うんです。
そうやって自然に集中が続くようになります」

勉強のときだけが集中の時間ではありません。着替え、歯みがき、食事――そのどれもが集中のトレーニング。

「“これをやるときだけ集中するぞ”って思うこと自体が、実は集中の間違いなんです。
日常の中で、みんな毎日集中しているんですよ」

集中を伸ばしたいなら、まずはママやパパ自身が“焦らずに話しかけること”。
子どもの集中力は、親のご機嫌と安心の空気の中で、静かに育っていくのです。

さいごに

集中力を削いでいたのは、子どもの性格でも環境でもなく、親の焦りと家庭のノイズ。
でも、それに気づけた瞬間から、もう変化は始まっています。
笑顔で、やさしく、ゆっくり。
たったそれだけで、親子の時間が穏やかになり、子どもの集中力は自然と育っていくのです。
集中とは、訓練ではなく「親の穏やかさ」から生まれる力。

今日からその一言を、少しだけ変えてみてください。
きっと明日の朝、子どもの表情が変わっているはずです。

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うめちゃん先生|3歳〜小4の脳の集中力を伸ばす専門家

看護師・元看護教員としての経験を活かし、「気が散る」「ぼーっとする」「忘れ物が多い」などの子どもの行動を“脳の集中力”の視点からサポート。
これまで7,000組以上の親子を支援し、「ママの声かけで子どもの脳と集中力は変わる」をテーマに講座やSNSで発信中。
おうちでも集団でも“自分からスムーズに動ける子”を育てるメソッドが、全国のママたちから支持を集めている。

うめちゃん先生の詳しい情報はこちらから

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